「フリーランス」ってそもそも何?
難しいのかな?? 私にもできる???
私は34才で、未経験からフリーランスになったよ。
半年後には会社も辞めて、独立もできたよ。
「フリーランス」という言葉は、ここ数年で多くの人に知られたのではないでしょうか。
「フリーランス」はもはや新しい働き方でもなく、これからのスタンダードにすらなり得る働き方だと思います。
というのも、これからどんどんAIの発展によっても多くの仕事はなくなっていき、さらに2019年の終わり頃から流行したコロナウィルスの影響で、多くの人が仕事を失ったことも拍車をかけているからです。
またフリーランスには、たくさんの可能性があります。
会社員であっても主婦であっても、どんな状況でもフリーランスとして自分のスキルで稼ぐことは、これからの時代に必要なことであると同時に、人生を豊かにしてくれるとても魅力的な働き方だからです。
じゃあフリーランスになろうかな!
好きなことで自分のペースで働けるって聞くし!
そう思ったかもしれません。
たしかに 「フリーランス」になるだけであれば、正直簡単です。
なのでぜひ、たくさんの人に挑戦してみてほしいことでもあります。
でも、フリーランスになれば必ず自由で好きなことだけができるのかと言えば、そういうわけでもありません。
フリーランスになっても、お金に困ったり納期に追われたり人間関係でストレスがあったりと、、、必ずしも自由になるとは言い切れないからです。
このブログでお伝えしていきたいのは、「幸せなフリーランス」という生き方です。
フリーランスになることがゴールではなく、フリーランスという生き方を通して、幸せに、豊かに人生を生き続けようという生き方です。
「フリーランス」という働き方を知ると同時に、フリーランスの実態も踏まえて「幸せなフリーランス」の在り方を考えてみてください。
本記事では、まずフリーランスの基礎知識を知っていただき、「幸せなフリーランス」ってなに??ということを、お伝えしていきます。
ぜひ最後までお読みいただき、「幸せなフリーランス」という選択肢を、あなたの人生に加えていただけたら嬉しいです。
フリーランスとは?簡単に解説。
フリーランスとは。言葉の意味は?
「フリーランス」とは、働き方を表す言葉で、会社や組織などに雇用されることなく、仕事を案件やプロジェクト毎に契約を結んで請け負う形態ことです。
フリーランスで働く人を「フリーランサー」と言いますが、今では「フリーランス」でも同じ意味で使われるようになりました。
きっとみなさんも「フリーランス」の方が馴染みがありますよね。
フリーランスの報酬は、個人のスキルやコンテンツと、クライアントの案件に応じて決まります。
どんな仕事をどのようにいくらで引き受けるかは自分次第で、提案や受注から納品や請求まで、全て自分で完結させる必要があります。
つまり、自分で個別にクライアントと契約をして仕事をすれば誰でもフリーランスになれます。
「フリーランス」と一言で言っても、その職種や収入は様々なのです。
その語源は中世ヨーロッパにまで遡ります。
当時各国に専属の軍隊はなく、王や貴族は戦争が起こる度に槍騎兵と契約をしていました。
その中には傭兵団に所属せず、個人で契約して戦場に臨む兵士がいて、それらを「フリーランサー」と呼ぶようになりました。
また、敵国と契約をしていない兵のことを、フリーランスと呼んだそうです。
いつしかそれが、独立して組織に属さずに働くことを意味するようになったそうです。
フリーランスの3つの働き方
①副業フリーランス
会社員や主婦といった本業で収入を得る手段を持ちながら、本業のスキマ時間で働くという働き方です。
最近ではますます副業を許可する企業が増えているので、この働き方は今後も増えそうです。
それだけでなく、会社の給料だけでは十分な収入が得られないから副業はやむを得ない、という人も増えていくでしょう。
副業のため、おこずかい程度の収入になるフリーランスが多いです。
本業がある分リスクも低いので、挑戦しやすい働き方です。
②専業フリーランス
1つのスキルに特化して、専業で働くという働き方です。
決まった勤務先はなく、完全に自由業として独立したフリーランスです。
また1つのスキルに特化したプロフェッショナルで、より専門性が高くなっていきます。
個人事業主や法人事業主として、会社の経営やオーナー業を1人で行うという働き方も含まれます。
③複業フリーランス
複数スキルで様々な種類の仕事をする働き方です。
「複業」なので、さまざまな仕事をこなします。
コンサルをしながら動画編集もしたり、アルバイトでホールスタッフと塾講師もする、というような感じです。
自分のスキルや、得意なこと好きなことを、次々と仕事にしていくことができます。
私は①副業で始めて→②専業になり→③複業フリーランスとして今に至ります。
ライティング、デザイン、動画編集、コンサルや秘書業務など、、色んなものを仕事にしていてとても楽しいです。
ただ私は不器用なので、①副業の時期の、勉強や下積みは、時間的にも精神的にも、結構キツかったです。。
フリーランスの3つの特徴
収入に納得感がある(実力次第)
価格設定や交渉は全て自分で行います。
働いた分だけ、クライアントと合意した分だけ報酬になります。
シンプルでわかりやすい収入で、納得感もあります。
ただし自分の実力次第でもあるので、上限なしで高収入にできたりモチベーションにもなる一方、不安定で低収入になるデメリットもあります。
ずっと現役で働ける
フリーランスに定年はありません。
モチベーションや体力、クライアントの要望や時代に応じたスキルがあれば、ずっと現役で仕事を続けられます。
定年退職後に、これまで会社で積み上げてきた経験や人脈を活かして、フリーランスになる人も増えています。
これはメリットであり、デメリットは何もないですね。
マネージャー&プレイヤー視点が必要
雇用されるのではなく独立しているということは、自分で全て判断して仕事をする必要があります。 経営面はもちろんのこと、社会の流れや需要などにもアンテナを貼っておく必要があります。
割と大きめの会社であれば、経営部門、営業部門、開発部門など、部署毎に仕事を縦割りしていると思いますが、フリーランスは全部を1人でやる必要があります。
経営者視点もプレイヤーとしてのスキルも必要で、全てを1人の判断でできるということを、面白いと思ってメリットと感じる人は、フリーランスに向いているかもしれません。
★「幸せなフリーランス」とは?
「フリーランス」についてここまで説明してきましたが、フリーランスになりたい人、もうフリーランスの人でも、「幸せなフリーランス」であることはとても大切です。
というのも、フリーランスになっても「忙しい」「思ったより大変」「稼げない」「辛い・・・」という人がとても多いからです。
幸せなフリーランスの3つの特徴
「幸せなフリーランスには、3つの特徴あります。
この3つを踏まえ、「なんのためにフリーランスになるのか」「どんなフリーランスになりたいのか」「フリーランスでなにがしたいのか」ということを、今フリーランスの人もこれからなりたいと思っている人も、考えてみてください。
時間、人間関係に縛られない
フリーランスのメリットとして、「時間、人間関係に縛られない」がよく挙げられます。
これは事実でもありながら、事実ではない部分もあります。
なぜなら特に最初のうちは、完全に時間や人間関係から解放されるということは難しいからです。
未経験の分野であるならば、その仕事にかかる業務はもちろんのこと、進め方、事務手続きも含めた所要時間というのが検討がつきません。
そうすると、結果的に納期に追われてしまいます。
最初から信頼関係を築けているクライアント、または仲間がいれば心強いですが、そうでない場合は新しく関係を築く必要があり、ストレスを感じることもあるでしょう。
なのでどうしても、軌道に乗るまでは完全に時間にも人間関係にも解放されません。
ここで「こんなはずじゃなかった・・・」と諦めてしまう人も多いです。
でも諦めずに続けていれば、時間も人間関係に縛られることはなくなります。
「時間も人間関係に縛られない」ということは、「時間も人間関係も自分でコントロールできる」ということであり、
「時間を忘れるほど楽しい」「仲間やクライアントには仕事を忘れるほどなんでも話せる」「一緒にいて落ち着く、ワクワクする仲間やクライアントに囲まれている」という感覚でもあります。
これが「幸せなフリーランス」の1つ目の特徴です。
自分に対する探究や挑戦、変化を楽しんでいる
フリーランスは、自分個人の能力やスキルを仕事にすることができます。
なので好奇心や探究心が旺盛な人にはとても魅力的です。
技術もトレンドも、時代の流れによってどんどん新しくなります。
そのため自分も変化していくことがとても大切なことですが、その中で自分がどんなことが好きで、どこまでスキルや能力を高められるか、止まることなく新しいことにどれだけ挑戦していけるか、ということを楽しめることが、
「幸せなフリーランス」の2つ目の特徴です。
1つ1つできるようになる、習得するおもしろさや、新しい仕事に挑戦するわくわく感などを、自分が感じるポイントをおさえているフリーランスとも言えます。
好きなことで社会貢献できる喜びを感じている
フリーランスを続けられるかどうかの最も重要なことの1つが、「お金」です。
十分な収入がなければ、生活できなくなってしまいます。
「お金」には、翻弄されるフリーランスが多いです。
なので「幸せなフリーランス」は、お金から解放されていることも必要です。
雇用されている時よりも、より「お金」に対して学びを深める必要があるということです。
「幸せなフリーランス」は、お金を好きなことや得意なことで社会貢献することで稼ぎます。
「稼ぐぞ!」という目的を持っているというより、自分の好きなことを喜んで提供していたら、それが誰かの役に立ち社会貢献につながっていて、結果としてお金が入ってくる、という感覚です。
これが「幸せなフリーランス」の3つ目の特徴です。
不幸せなフリーランスとは?
夢や希望を持ってフリーランスになったものの、時間やお金、人間関係などによって、どんどん夢や理想が見えなくなってしまうフリーランスがいます。
これはフリーランスであれば、最初は誰もが通る道かもしれません。
そこで諦めず、夢や目標をあらためて掲げることがとても大切なのですが、お金や結果を追ってしまって、本当はやりたくないことをやってしまいやすくなります。
生活面や金銭面での焦りから気が乗らない仕事を受け続けてしまうと、不幸せなフリーランスになってしまいます。
「幸せなフリーランス」になるためには、時間、お金、人間関係、自分がやりたいこと、に対する考えを自分なりに持っておくことが大切です。
フリーランスの将来性
最後に、フリーランスの将来性についてまとめておきます。
「不幸せなフリーランス」なんて書きましたが、可能性も将来性もたくさんあるのがフリーランスです。
日本のフリーランス事情と将来性
フリーランス、またはフリーランスと名乗る人は、日本でも年々増えています。
日本のフリーランスの人口は、2018年には1100万人を超えました。
副業を含めたフリーランスの割合は、 日本国内の労働人口の1/6にもなるというフリーランス協会の調査結果も出ています。
さらにはコロナウィルスによる仕事や生活の変化により、やむなくフリーランスになる人も増えています。
ランサーズの調査では、「副業をしてみたい」と考えている人は調査人数の7割にものぼるという結果が出ています。
日本ではこれまで、高校または大学卒業後に新卒で就職する人が一般的と考えられていましたが、最近ではすぐフリーランスになったり、学生時代からその準備や実践を始めている人も増えています。
着実に日本でもフリーランスは増えており、この傾向は今後も続くことは簡単に想像できます。
海外のフリーランス事情と将来性
upwork(世界最大規模のアメリカのクラウドソーシングサイト)が発表したデータによれば、アメリカではフリーランスが2020年には全労働者の50%(なんと2人に1人…‼︎)になるとも言われています。
欧州でもフリーランスは増加中で、実際に2004年から2013年で45%増と言われていて、もともと欧州ではフリーランスについて好意的に捉えられていることもありますます増えていくでしょう。
ちなみにドイツのベルリンは、「ITのスタートアップが多い」「比較的物価が安い」「フリーランス向けのビザが取りやすい」といった理由から、世界中のフリーランスが注目しています。
世界的にフリーランスの社会保障の整備などが、進んでいくかもしれませんね。
まとめ
フリーランスはこれからますます増えていくと思いますが、幸せを感じられるフリーランスもいれば、そうではないフリーランスもいます。
実際、個人のスキルで収入を得て仕事をしていくのは簡単ではありません。
でもフリーランスは、時間やお金や人間関係から解放され、自分らしく自分の好きなことを好きな人たちとして、誰かの役に立てるという醍醐味も味わえる働き方でもあります。
やってみたいけどなかなか踏み出せない、踏み出したけど思ったようにいかないなどありますが、ぜひフリーランスという働き方、そして「幸せなフリーランス」という生き方を、選択肢にいれてみませんか?
私もますます「幸せなフリーランス」になっていきたいと思っていますし、同じように挑戦する人を心から応援しています!
今後もブログでさまざまな情報を発信していきますので、お読みいただけたら嬉しいです。
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